熊本の場面かんもく家族支援・メンタルケア

✨祝【かんもくを克服した高校生の話】🌹

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場面緘黙の子が話せるようになって、カウンセリングを卒業しました。

おめでとう㊗㊗

中学1年の時から高校1年の現在まで、3年半支援しました。

 

始めは、お母様がかんもくペアトレに参加して、子どもの支援の仕方を学ばれました。

その後は、個別カウンセリングに移行しました。

 

仮にRちゃんとしますね。

 

Rちゃんとのセッションを振り返ってみます。

・初対面の時は、中学1年生。動きがぎこちなくて歩くのもゆっくりでした

 *場面緘黙の子には、よくあることです。

学校のトイレにも行けませんでした。

 *これもよくあること

・Rちゃんが担任の先生とコミュニケーションが取れなくて困ったことがあると

自宅に帰った後で、その都度お母様が説明の電話をするという状態でした。

➡これも代弁ですね~

・困った時に泣いてしまうこともありました。

➡泣いてもあなたの意志は相手に伝わりません。

➡相手も困ってしまいます

 

そこで私が提案したのは以下の2点です。

 *お母様が代弁するのではなく、自力で先生に伝える方法について話し合いましょう。

 *「泣く」ことからは卒業しましょう。どうやったらRちゃんの気持ちが伝えられるか考えましょう。

 

 *するといくつか案が出るものです。

 *私には思いつかない、現場に居る人にしか思いつかないアイデアもありました。

 *その中から、一番やり易い方法を試すことから始めました。

 

 

・しばらくはお母様と一緒にカウンセリングをしました。

 *リラックスして楽しめるゲームなど取り入れて私との「場」に慣れることから始めました

 

・次の段階では、本人が困っていることを具体的に聴いて、それについて解決策を一緒に考えました。

 *みんなでアイデアを出しました

 

 *その中から出来そうなことを、本人がチョイスしてHWにしました。

 *時には頑張っても上手く行かなくて、涙したこともありましたね。

 *でも、私の助言を受け入れて、新たなチャレンジをしてくれました。

 *毎回の宿題にも果敢にトライしましたね。

 

 

地道な努力は、ちゃんと実りました。

毎回のカウンセリングセッションでも、ホームワークを出します。

しかし、それ以上に

Rちゃんは、自ら「出来る様になったこと」というメモを毎回渡してくれました。

例えば、

  • 仲良しのSちゃんと○○と言えた
  • 隣のMちゃんに○○と言えた
  • 授業で、Tちゃんが間違えたところを教えてあげた
  • 担任の先生に○○と言えた

などなど、少しずつですが着実に話せる人が増えていきました。

 

本当は運動も得意なのに

家族と公園で走る時は、一番早く走れるのに・・

学校では体が固まって上手く動けません。

 

このような状態はしばらく1年以上は続いたでしょうか。

しかし、あきらめずに毎回の課題をこなしてくれました。

運動会の前には、家族と公園で自主練習しました。

 

その甲斐あって、

中学最後の運動会は、普通に走ることが出来ました。

身体が自由に動かせるようにもなりました。

 

はじめの頃にロボットのようなカクカクした動きではもうありません。

 

言葉についても

次第に学校以外の地域でも声が出せる様になり

レストランでの注文も、今では、家族分Rちゃんがしてくれるようになりました。

 

 

1つ1つの実践が、確実にRちゃんの自信につながったと思います。

いつの間にか、自らチャレンジを加速させていき

話せる人、場所、活動を拡大していきました。

 

よく頑張りました。

 

Rちゃんの『勇気のチャレンジ』を心から讃えたいと思います。

 

受験の際には、自分で調べて希望の高校を受験しました。

 

今春、晴れて希望の高校に入学してから、張り切っています。

 

私のカウンセリングルームでの会話も

はじめは聞き取れず、お母さんに通訳してもらう必要がありました。

 

だんだんとそれが必要なくなり、声もだんだん大きくなって

今でははっきり聞こえます。

 

 

最後のセッションで「今高校生活で楽しいことは何?」と訊いたら、

Rちゃんは「たくさん友達と話せていること」と言っていました。

 

「かんもく卒業」おめでとう‼

 

すっかりお姉さんらしくなって、

Rちゃんは、もう次の目標に向かっているようです。

 

頑張ってね

これからも応援しています。

この記事を書いた人

中之園由美子

現在精神科クリニックにも在籍し、カウンセリング実績延べ1,500人。育てにくい子を持つママの子育てを応援をしています。特に近年、緊張が強くて家以外では上手くはなせない、場面緘黙(かんもく)の子が増えています。これまで延べ60人を支援してきました。正しい知識と、適切な支援があれば少しずつでも話せるようになります。

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