熊本の場面かんもく家族支援・メンタルケア

友達ともっと話したい

Pocket

「友達ともっと話したい」というのがE君(中学生男子)の最近の悩みです。

 *掲載の許可をいただいています。個人情報に配慮し一部加工しています。

E君は、学校では話せない(場面緘黙)ことが常でした。気が付いたのは小学生の終わりごろです。(お母様がかんもくペアトレを受講され、その後、個別支援を続けています。)お母様が、E君のサポートを開始してから半年後には、話せる「人」「場所」が徐々に増えていきました。元々クラスの仲良し数人とは、少し話せていましたが、他にも話せる先生や友達が増えて、E君自信もとても喜んでいました。しかし、緊張しやすい気質がある為、いつでもどこでも話せるわけではないのです。

そこに、コロナによる休校で学校に行けない日々が続きました。すると、ちょっと後戻りしました(予想はしていました)。

以前よりも声が出なくなってしまい、学校でもとても緊張するようです。友達とも小声でしか話せなくなりました。

私とのカウンセリングは休校中も継続しましたが、やはり以前よりは緊張が強く表情がこわばっていました。E君には、「せっかく、毎日登校してたのに、急に長い休みになってブランクが出来ると、再会した時緊張するよね。大人でもそういうことあるよ。たぶん、他の子だって疲れやすかったり、いつもの調子じゃないと思うよ。また無理のないところから少しづつチャレンジしようね。」と伝えました。

すると彼から、今困っている事として「友達ともっと話したい」(筆談)という、意思表示がありました。

詳しい事情はお母様から聞きました。”クラスの中で友達とは少し話せるけど、休み時間がポツンと一人になる。仲間に入りたいけどどうやって入ればいいか分からない”というものでした。

 *場面緘黙の子は、少し話せてもそれで「よし」とはならないことがあります。ある程度話せても、次は「コミュニケーション」が課題になります。

私は、E君が気持ちを伝えてくれたことがとても嬉しく、彼にこう伝えました。「話したい意欲があるのはとてもいいですね。でも、だからこそ葛藤もあるよね。じゃあ、どうすればいいか次回、作戦会議しよう!」そして、いくつかのホームワークを出しました。

作戦会議の内容は・・・また今度。

コメントは受け付けていません。

Pocket

お子様が喋れない事について少しでもお困りの事がある方はお問合せ下さい。

お問合せはこちら。 お問合せはこちら。 arrow_right
PAGE TOP