場面緘黙「様子をみる」のは「放置」に繋がる。
「様子をみましょう」と言われたことありませんか?
子どもが「学校で話せない、家以外で話せない」ことを相談した時
「大きくなったら治りますよ」
「もう少し様子を観ましょう」などといったな一般的なアドバイスを受けた経験はありませんか?
そう言われて、心配しながら見守っていました。
その結果、高校生になっても場面緘黙の症状はそのまま、
20歳を過ぎても変化がない
つまり、結果的に様子を観るというのは
支援が入らない時期が長く続く=「放置」になってしまう可能性が高いのではないでしょうか?
そんなクライアント様が、私のところに多くいらっしゃいます。
緘黙ペアトレの参加者様にも、18歳以上、20歳以上のお子様を持つ保護者がおられます。
中高生以上でも、20歳以上の方でも変化は起きます。
しかし・・・
緘黙児が自力でヘルプを出すことは難しい
場面緘黙児は、家以外で緊張が強いため、社会的場面で声が出なくなる「症状」が出てしまいます。
親が、その症状に気が付いた時
どうしても「代弁」をすることが多くなります。
するとどんなことが起こるかというと
緘黙状態が長く続くことで
無意識のうちに「話すことを回避」することが習慣になり、
「話せない自分」という自己像が定着してしまします。
「~出来ない自分」という自己イメージが定着する。
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益々、親の代弁を期待するようになる
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親が代弁する⇒子どもは安心⇒話す場面を避ける⇒親が代弁⇒子ども安心
という悪循環が定着します。
そして、
この状態は子どもにとって安定した状態である為
緘黙状態が長く続くほど、緘黙児が自ら抜け出すことが難しくなるということが考えられます
どう支援すればいいの?
私が考える、緘黙状態を改善するために必要な事は、以下の3つです。
- 「場面緘黙」とわかったら、早期に支援を始める
*専門機関は少ないとはいえ、地域の支援センター等に相談する。 - 子どもが自力でヘルプを出せない為、環境からアプローチする
*親、教師などが支援法を学んでサポートする - 支援を始めたら、スモールステップで根気よく取り組む
*親の支援から始めて本人の支援を並行する
まとめ
- 場面緘黙とわかったら様子を観るのは危険です。
- それは放置に繋がり、結果的に症状が長期に及びます。
- 出来るだけ早く支援機関に相談する
- 支援を始めたら、スモールステップで根気よく取り組む
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