熊本の場面かんもく家族支援・メンタルケア

【ミライ開花SMPT®】たった2か月でここまで変わる!

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たった2カ月でここまで変わる

基本コースで見えてきた確かな変化

メンタルケア心安が主催する場面かんもく改善講座【ミライ開花SMPT®】の受講生さんの成果についてご報告します

2025年の生徒さんは1月生、4月生、6月生さん3期生おられますが、それぞれのかんもくのお子様には良い変化が起こっています。

今回は、6月生さんのレポートをお届けします。現在【基本コース】を受講中です。まだわずか2カ月という短い期間ながら、すでに受講生さんとお子さんたちに“確かな変化”が表れはじめています。

 

この講座では毎回、受講生同士で「最近のお子さんの良いところ」をシェアする時間を設けています。先日の【第4回講義】講座では、心に残る2つのエピソードが生まれました。


◆ 子どもの意思を尊重したら、苦手だった薬が飲めた!

~5歳の場面かんもくの女の子とママの関わりの変化~

このお子さんはもともと、お薬全般がとても苦手で、特に風邪薬を飲むときには毎回泣いてしまい、ママもどうしても無理やり飲ませることが多くなっていたそうです。

そんな中、ママがが講座を通じて学んだのは、「未来にフォーカスする声かけ」と「子どもの意思を尊重する姿勢」でした。

 

ママ「風邪が治ったら、どこに行こうか?」 子「海に行きたい」

ママ「じゃあ、早く風邪を治さないとね」「どうやったらお薬が飲めるようになるかな?」



そんな会話の中で、子ども自身が“どうしたら飲めるか”を自分で考えるようになりました。

そして、考えた方法で見事に薬を飲むことができたのです。

ここには、ママの「何が何でも飲ませなければ」という“ねばならない”視点から、

「一緒に考えていく」「子どもの行動を信じる」という“関係性の転換”がありました。

ママが「子どもに行動を選択させる」「自己決定する力を育む」ことを意識したことで、自然と子どもが自らの意思で行動する素敵な成功体験が生まれました。

「ごはんの後にお薬を飲む!」と自ら宣言して

見事に飲めました

内心、パパもママもびっくり!!

そして「やったね!」👏と褒められて

得意げな顔のお子様がいました

 

 

 


◆ リラクゼーションの習得と、計画的な行動への第一歩

~高学年の男の子とコツコツ取り組んだお母さんの姿勢~

もうひとつのエピソードは、小学校高学年の男の子のお話です。



この子はもともと真面目で、少しこだわりの強い性格。緊張しやすく、第3回目で取り組んだリラクゼーションのスキルもなかなかうまくいかない状況が続いていました。

それでもお母さんは、あきらめずにコツコツと、講座で教わったいくつかのリラクゼーションの方法を試しながら一緒に取り組み続けました。するとある日、ぴったりとハマる方法が見つかり、お子さん自身が「これ、何かスッキリする。いいかも」と自信を持てるようになったのです。

そしてこの夏休みに、地域の方が開放してくれている“宿題をする場所”に友達と行く前、

「ちょっと緊張するから、リラクゼーションしてから行くね」

と、なんと自分から実践しているというのです。

さらに、去年までは、宿題を先延ばしにする傾向があったので、お母さんが「こうやってやるのよ」と細かく計画を立てていたんです。

ところが良かれと思ってサポートしたのに、結局効果はなかったんです。

そこで講座で学んでからは構い過ぎることをやめて、お子さんに任せたところ、自ら夏休みの宿題計画を立てて行動に移しはじめました。これは大きな成長です。

その前段階でも

お母さんはお子さんのできない所ではなくて「いいところ探し」をして、積極的にポジティブな声掛けを心掛けていたんです。すると、息子さんの行動に変化が!!

失敗を恐れて「やらない」ことが常だった息子さんが

「やってみようかな」と口にするようになりました。

 

その延長線上に、今回の素敵なエピソードがあるんです

 


◆ 親の視点の変化が、子どもの力を引き出す

どちらのご家庭でも共通していたのは、「困った行動を直すこと」ではなく、「子どもができていること」「今ある力」に目を向けたこと。

そして、必要以上に構いすぎず、お世話しすぎず、「信じて任せる」視点を大切にされたことでした。

講座を通して親御さんの関わり方が変わり、その結果、子どもたちの自己肯定感が育ち、自ら考え行動する力が育まれています。

私たちはつい、「外で話せるようになるか」「発話があるかどうか」といった“結果”に目を向けがちです。けれども本当に大切なのは、その前段階――子どもが生活の中で少しずつ「できること」を増やし、そこに自信を持つことです。

食後に自分で薬を飲む。

リラックスして安心できる方法を見つける。

宿題を自分で計画して取り組む。

こうした日常の小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感の土台をつくり、その延長線上に「話してみようかな」「やってみようかな」という外への行動の芽が育ちます。

そのためには、まずは生活全般の中で丁寧に関わり、今ある力に目を向けていく視点がとても大切です。

 

“確かな変化”は、親のまなざしの変化から始まります。

その瞬間に立ち会えること、

家庭が本当の意味で【安心の基地】になっていく様子見せてもらえることが

私にとってもこの改善講座【ミライ開花SMPT®】の講師として活動する一番の喜びです。


 

【お知らせ】

【かんもく親子フェスIN東京】は会場満席

2025年8月23日土 14時~

*オンライン参加を受け付けています・画像をタップして詳細をご覧ください

申込はこちら↓
https://www.reservestock.jp/page/event_series/114449

未来が開かれた【体験発表】をぜひオンラインでお聴きください

特典:3日間のアーカイブ付

 

皆様のお申し込みをお待ちしています

 

この記事を書いた人

中之園 はるな

現在精神科クリニックにも在籍し、カウンセリング実績延べ2,000人。育てにくい子を持つママの子育てを応援をしています。特に近年、緊張が強くて家以外では上手くはなせない、場面緘黙(かんもく)症の子が増えています。これまで場面緘黙に悩む親子、延べ4000人以上支援してきました。正しい知識と、適切な支援があれば少しずつでも話せるようになります。

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