熊本の場面かんもく家族支援・メンタルケア

✨オンライン講座2回目✨

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我が家の現状把握からサポートのヒントが分かります

第2回目のテーマは【場面緘黙について知ろう】です。

まずは、前回の宿題の発表から📄

宿題に取り組んだ保護者様からは、こんな気づきが寄せられました

  • こんなに子どもの事をしっかり観察したことはなかった
  • 新たな発見が色々あった
  • 促せば自分でできることがあった。
  • つい、出来ないだろうと親の方が無意識に考えて手出しをしていた

いつもは、お仕事の関係で日曜日にご参加のYさんも参加され、全員集合でした。

個別もいいけど、グループ学習の効果は高いと感じます。

 

オンライングループのメリット

リアルの講座も実施していますが、オンラインで講座をすることのメリットは大きいと感じます。

それは以下の理由からです。

  • 全国どこからでも参加できる
  • 移動のストレスがない
  • 会場の設営や、後片付け等の準備が不要。
  • 同じ子どもの場面かんもくで悩んでいる親同士が繋がれる
  • 他のメンバーの体験が参考になり、自分の体験もメンバーの役に立つ

 

リアル講座・オンライン講座に共通すること。

それは、保護者様の熱意です。

リアルでもオンラインでも非常に熱心に学ばれています。

なので、宿題を実践して、子ども達に早くも変化が見られました。

素晴らしいですね。

 

私は、場面緘黙などの、コミュニケーションに課題を抱える子どもをサポートできるのは

専門家の前に『保護者』だと考えています。

なぜなら

限定された空間(カウンセリングルームなど)で仮に話せるようになったとしても

それ以外の社会的場面で話せなければ、意味がないからです。

実際に、カウンセリングルームで話せるようになったので、治療は「終了」しその後のフォローは無し。という事例もあると聞いています。

 

場面かんもくは不安障害に属します。

あまりに不安が強い時、Drの判断でお薬が必要な場合があります。

心理師のカウンセリングも有効でしょう。

 

一方で、コミュニケーションの問題でもあります。

専門家の力を借りることも大事ですが、

その前に、日常的に関わることのできる保護者のサポートが重要になります。

 

つまり、【緘黙親子コーチング】は、

親が子どもの最初の支援者になってもらう為の講座なのです。

受講生の感想

TYさん
第2回目の講座ありがとうございました。
子どもの様子を観察してまとめることで、わかっていたようでわかっていなかったことも多かったです。現状を確認する目を持つことができてきた気がします。仕方ないと思っていた子どもへの対応も、工夫すれば違った働きかけをすることができるのではないか、と気づくことができました。
ただ、どうしたらうまくいくか、悩みます。。。他の方の子どもさんへの働きかけ方もとても参考になりました。今何ができて、何に挑戦できそうか、また、2週間、いろんな場面での子どもの様子をあらためて知りながら、考えていきたいと思います。また、アドバイス等よろしくお願いいたします。
夏休みに入るので、家庭、地域でのいろんな場面を作っていけたらと思います。宿題、頑張ってみます!
 

TSさん

前回も今回の学びも、すごく勉強なり、皆さんと共有することで発見がありました。
話すチャンスや場所はたくさんあり、予測して対応方法を事前に用意しておく大切さ、

行動にチャレンジしたあとのフォローの大切なことを学びました。
ほめることは、勇気を与える事だなと思いました。

次回までもたくさんほめて、行動チャレジができるようにすごします。
今回もありがとうございました。

 

AYさん

他の保護者さんとたくさん関われて、情報を共有できてよかったです。
 
緘默のマイナスのイメージが強くて、どうしても『うちの子はできないから…』という思いがどこかにありましたが、前回のワークや昨日の子供の良いところ探しとかさせてもらったことで、『うちの子こんなこともあんなこともできるんだ!すごい!』という気持ちに変わってきています。
 
普段からできるだけほめようと心がけてはいますが、自分の感情に左右されたりしてついほめることを飛び越えて「怒る」ほうにいってしまいます。せめて「叱る」でないといけないのですが…
 
ほめたあとのよけいな一言はすごく心当たりがあるので、これからはほめることに集中しようと思います。
親のトレーニングが大切なことがだんだんと理解できてきました(^-^)
 
 
SOさん

宿題で娘を2週間観察してきて、
良いところがたくさん見えて来て、嬉しかったです。
ケンカもだいぶ減って来ました。

負けず嫌い、完璧主義がゆえに、忙しい時間までも手芸や宿題を
やり遂げようとして、次の行動に移さない時があります。

じっと待って我慢もするのですが、
困ってつい私が辛口発言してしまいますが、もう少し言うのを我慢しようと思います。
本人の成長とともに、お母さんの立場も分かってきていると思うので。

受講終わった後に、子どもと買い物に行きました。
お金を渡して、私が子どもに「会計を一人でしてみたら?」と声を掛けると、自らレジに並びました。
私もそばにいたのですが、
「袋入りますか?」とお店の方に、声をかけられたのでハラハラしていたのですが、
「入りません」と自然と答えられていました。

少しずつ成長している姿を見られて、とても嬉しかったです。
次回も楽しみです。

 

KIさん

2回目の講義、ありがとうございました。
自分の表情、不安を子供は察するということがありましたが、気を付けたいと思います。また、代弁をいかにしないかという点も、日頃から気を付け、子供に少しでも動いてもらうようにしたいと思います。

 

いつもそばにいる、家族だからこその気づきや発見が沢山ありましたね。

次回は、【リラクゼーション】です。

 

この記事を書いた人

中之園 はるな

現在精神科クリニックにも在籍し、カウンセリング実績延べ2,000人。育てにくい子を持つママの子育てを応援をしています。特に近年、緊張が強くて家以外では上手くはなせない、場面緘黙(かんもく)症の子が増えています。これまで場面緘黙に悩む親子、延べ1,800人を支援してきました。正しい知識と、適切な支援があれば少しずつでも話せるようになります。

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