熊本の場面かんもく家族支援・メンタルケア

緘黙児の緊張をゆるめるには?

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緘黙児は人一倍緊張している

かんもく親子コーチング:11月生

基本コース3回目は【リラクゼーション】がテーマです

まずは宿題の確認

①子どもの行動を3種類に分ける ②緘黙状態を3つに分ける

  1. 好ましい行動
  2. 好ましくない行動
  3. 危険な許しがたい行動

子育てが難しいと思う親さんたちは、1,「好ましい行動」を見つけるのが初めは少し苦手だったりします。

うちの子、良いところなんかあるかな~って顔をされます

 

ありますよ😊

「テストで100点とった」

「○○で賞を取った」とか

そんな特別なことじゃないんです。

普通に出来ることが「好ましい行動」です。

その年齢で当たり前に出来ることが「良い事」ですよ。

ハードル低いでしょ😉👌

 

ママたちから挙がった子どもの良いところ

  • お店で自分で会計をした
  • 休日の朝、自分の朝食を用意した
  • 家族の前ではよく話す
  • お手伝いを頼むと快くやってくれる
  • お風呂やご飯の時、ゲームを止めることが出来る

 

こんな感じで、子どもの好ましい行動って見つけられますよね。

 

ママたちに感想を訊きました

宿題をやってみて、いかがでしたか?

行動を3種類に分けてみて、「好ましくない行動」に入れていた項目の中にも”いいところがありますよ”と由美子先生に言っていただいて、ハッとしました。

そうか!細かく行動を分けてみると、その部分は確かに子どもが頑張ってくれていたと気付きました。

好ましくない行動として、「私がペアトレのワークを一緒にやろうと誘ったら、子ともは気乗りしないようで渋々やった」という事を挙げたら、由美子先生から、「それは良い事ですね。渋々でもやってくれたなら、そこは『ありがとう』という所ですね」と言われて、

あ~そうなんだ❣出来たところを褒めるってそういう事なんだと気付かされました

 

②は、緘黙状態について【人・地域・学校】ごとに分類して現状を把握します

やってみた感想を訊きました

分かってはいたつもりでしたが、こうして書き出してみると

緘黙状態がどのように起こっているのかがクリアになりますね

私も、書くことでクリアになったと思います。

うちの子の場合、意外としゃべれない場所は限定的だなと思いました。

言葉が出ないのは、学校とか、クラスメイトに限るようです。新たな発見でした。

 

緊張をコントロールするための方法

ここでは、リラクゼーションを【緊張をコントロールする】ストレスマネジメントとして捉えます

緘黙児さんは、家以外の場所ではとても緊張しています。

簡単で効果的な次の方法を練習しました。

 

①呼吸法

②漸進的筋弛緩法から(肩の緩め)

③爽やかイメージ法

この3つに取り組みました

 

 

3つのリラクゼーションを実際に体験していかがでしたか?

はい、身体の力が向ける感じがしました。

ヨガをやっているので、呼吸法は比較的やり易かったです。

私は、呼吸法が少しきつかったです。特に吐く方が

肩の緩めは、上に上げるときが痛くて・・

自分では気づかないんですが、

肩が凝っていたんだな~と感じました

イメージ法をやった時、よくキャンプに行くので

焚火のイメージが浮かんできました。

呼吸法は、慣れないうちは少しきついかもしれませんが、

吐く息を長くすることで、副交感神経が優位になります。

身体が自然とリラックスモードになりますので、お子様と一緒に練習してみてくださいね❣

今回の宿題(HW)は、【ご家庭でリラクゼーションを実践する】ことです。

次回の報告が楽しみです。

 

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ひとりの場面緘黙の男の子との出会いが、私が場面緘黙の子を支援するきっかけとなりました。彼と信頼関係を築くのは容易ではありませんでしたが、根気よく関わることで変化が生まれてきました。筆談から電話での会話が可能になり、一部の人と話せるようになりました。この記事を読まれた*ご意見・ご感想*などございましたらお気軽に、お願いいたします。

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    この記事を書いた人

    中之園 はるな

    現在精神科クリニックにも在籍し、カウンセリング実績延べ2,000人。育てにくい子を持つママの子育てを応援をしています。特に近年、緊張が強くて家以外では上手くはなせない、場面緘黙(かんもく)症の子が増えています。これまで場面緘黙に悩む親子、延べ1,800人を支援してきました。正しい知識と、適切な支援があれば少しずつでも話せるようになります。

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