場面緘黙!近頃こんな子が増えています
お知らせかんもくお茶会かんもく親子コーチングピックアップ子どもたちの声
目次
今まで話せていた子とも話せなくなった。
最近こんなお問い合わせが増えています。実際、受講生のお子様にもおられます。
小学校の低学年ではできていた
- みんなの前で発表すること
- 担任の先生に挨拶すること
- 特定の友達となら話せること
これが、高学年になってできなくなったというのです。
話せていた友達とも話せなくなり、かんもく状態が進んでしまった。
これはなぜなのか?
そもそも、場面緘黙症の原因はまだはっきりとは特定されていません。
複合的な要因があると言われています。
それは次のような要因です。
- 他の不安症障害と同様、場面緘黙にも遺伝的素因が関係している。
-
不安に対する脳の偏桃体の過敏性により心理的にも防衛的態度をとる。
-
かんもく状態が維持されるような環境がある。
さらに、学年が上がり、思春期になると誰でも、自分のことを非常に意識するようになりますよね。
自分が、周囲からどう見られているのか?
周囲にどう思われるかを気にするようになります。
かんもく状態が前より進んでしまった要因はなにか?
予測できる要因としてはいくつかあります。
- 求められる活動が複雑になったが、それにうまく対応できない。
- 周囲の環境の人的変化。
- 今更しゃべれないと思ってしまう。
このようなことが考えられます。
1つずつ解説しますと
【1,求められる活動が複雑になったが、それにうまく対応できない。】
学年が上がると、学習も高度になり、求められる活動が複雑になります。
かんもく児は、動作がゆっくりという特徴があります。*個人差があります
それに対して、周囲はスピーディに動いていくわけです。
低学年の頃は、周囲に待っていてもらえたが、
だんだん自分で自主的に動くことが求められるとき、それにうまく対応できないことが起こっているかもしれません。
でも、そのことを言えないので、周囲からは「困っている」と認識されずにスルーされる。
こういうことが学校で起こることは可能性として考えられます。
【2,周囲の環境の人的変化。】
クラスが変わる、担任が変わる、仲の良い子とクラスが離れた、あるいはその子に別の友人ができた。
これも、よくあることですよね。
学校側に、クラス替えの時、配慮をお願いしていないなら、これらは普通に起こります。
新しい環境に慣れることに時間がかかるかんもく児たちは、非常に不安と緊張が高まる環境の変化です。
【3,今更しゃべれないと思ってしまう。】
「しゃべらないキャラ」が定着していて、話すきっかけが掴めず孤立してしまう。
緘黙でない思春期以降の子供たちもそうですが、
もともと引っ込み思案で周囲の目を気にしがちなかんもくの子は
周囲にどう思われるか?
どのような存在として自分が認知されているのか
を非常に意識します。
そんな時「しゃべらないキャラ」としてすでに定着してしまった自分を意識すると
今更しゃべれない
と思うのです。
【思春期の緘黙児を助けるには?】
寄り添うだけでは限界がある
その子の現状を把握して、計画的に支援していくことが大切です。
もちろん寄り添うことは大事です。
はたして、
それだけで不安と緊張の強いかんもく児が、自ら勇気を出して「話す」ことができるでしょうか?
話さなくてもいい、という議論もあります。
それも、一つの考え方です。
当の本人が本当にそう思っているなら、気持ちに寄り添うだけでいいのかもしれません。
当社では、
本人が、話せるようになりたい気持ちを応援しています。
【かんもく親子コーチング】を受講した多くの緘黙児が
様々な社会的場面で話すことができるようになりました。
*幼児~18歳以上の大人まで支援しています。
思春期の女の子が場面緘黙を克服した物語(実話)です
電子書籍のお求めはこちらから👇
https://amzn.to/3Py0Emj
オンラインで楽しく学んで喋れるようになりました。
詳しくはお問い合わせください。
【第2回かんもくお茶会】7月10日開催
お申し込みはこちらから👇
https://resast.jp/page/event_series/83614
前の記事へ
次の記事へ