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発達障害の子に対しての親の接し方を考えよう

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手を繋いで歩く親子

 

発達障害の子どもを持つと健常者の子どものように注意をしてよいのか、または慎重に育てるべきなのかと実際接し方に悩んでしまう親も多いと思います。

この記事を読むことで発達障害の子どもを持つ親の接し方を理解することができます。

この記事を読むための時間:4分

発達障害の子どもへの接し方

子どもが発達障害の場合怒ってよいのか、褒めたほうがよいのかわからないことばかりで不安だと思います。発達障害の子どもへの接し方はデリケートな問題なので少し間違えるとパニックを起こすこともあります。発達障害の子どもとどのように接していけばよいか下記にまとめました。

まずは発達障害について理解をする

発達障害とは生まれつき脳の一部に障害があり、生活していてうまくいかない事が起こりやすい状態です。発達障害を持つ子どもは、日々の生活で生きづらさを感じたり、ストレスを抱えている子どもが多く存在します。しかし、人間誰しも得意なこと、苦手なことは存在します。

 

発達障害には種類があり自閉症アスペルガー症候群、ADHD(注意欠如・多動性障害)、LD(学習障害)など種類があり、脳の機能の症状により分類されています。見た目ではわからない場合も多く、発達障害を知らないと、周りから見て躾がなっていない、わがままだと思われることがあります。

 

親から見てもなんでうちの子は他の子と比べて泣くことが多いのだろう?など心配になってしまいますよね?でもそれは発達障害の個性です。

 

発達障害を正しく理解すれば、対策も考えられますし、完全に無くすことはできなくても症状を抑えることはできます。

子どもの個性を理解する

発達障害をもつ子どもは様々な個性があります。一般的にはじっとしていられない、相手の気持ちを読みづらい、自分の気持ちを相手に表現しづらいなど、そういったところから誤解を招いてしまうことがあります。

 

発達障害をもつ子どもは記憶力が良かったり、純粋さがあったり、積極的だったりと長所もたくさんあります。その子どもの苦手を理解してあげることで、どう接して良いかも見えてくるでしょう。

 

例えば耳からの情報があまり入らない子どもに対しては、絵に描くなど視覚化してあげることで理解できることが増えていきます。個性を消すのではなく、理解し短所も長所に変えていくことで、子どものストレスも軽減できるでしょう。

子どもに寄り添って子どもの行動を理解する

発達障害の子どもと接する時は必要以上に怒らないことが大事です。どうしてその行動をとるのかを考えて、子どもの気持ちが落ち着いたらどうしたかったのか、何が嫌だったのか原因を探ることが大切です。

 

子どもの気持ちを理解することが出来れば、子どもへの接し方も見えてきます。例えば物をうまく使うことができないのであれば、使えるように工夫する方法を考えてみるなど、工夫一つで子どものできないもどかしさを取り除くことができます。その積み重ねが生きづらいと感じている子や、ストレスを抱えている子どものストレスを軽減していくことができます。

子どもの言いたいことを代弁する

発達障害の子どもは自分の気持ちを伝えることが苦手です。気持ちを伝えることが苦手なために人に誤解を受けやすいことがあります。特に幼少期自分の気持ちを伝えることが難しいため、保護者が気持ちを汲み取って代弁することが大切になってきます。ただし将来的には自分で気持ちを伝えていかなければいけないため、絵に描くなど気持ちの伝え方を一緒に考えていくことが大事です。

出来たことに対しては褒めてあげる

出来ていないことに目がいってしまいそのことを怒るのではなく、出来ていることを褒めてあげることで子どものやる気にも繋がります。怒られてばかりだとやる気も落ちてしまいますし、親はあくまでも応援者という立場で見守ることが大事です。

まとめ

いかがでしたか?まずは発達障害を知ることでどう接していけば良いのかが見えてきて、理解していくほどそれも個性の一つということがわかります。

 

発達障害と向き合い、子どもに寄り添って行動するだけで子どもの考えていることもある程度わかってきます。考えていること、どうしてそういう行動をとったのかを分析していくことで、発達障害を持つ子どもに対しての接し方も見えてくるでしょう。不安なことも多いと思いますが、子どもに対してまずは見守り、応援してあげてください。

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