親子関係の共依存の特徴とは?親子の特徴3選とデメリット3選
共依存とは人と人とが互いに依存し合う関係のことをいい、共依存の親子関係は日本で多い関係となっており、さまざまな社会問題を引き起こしているといわれています。今回はそんな共依存な親子関係の特徴をまとめてみましたので、いま一度自身の親子関係が共依存の特徴に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
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目次
親子関係における「共依存」の危険性
共依存している親子は子供にとっていい影響を与えないうえに、共依存の関係を作る親は「子供は自分の一部」という認識を強く持つことが多いため、子供が自立しづらくなりいつまでも親に甘えています。以下ではそんな共依存な親子の特徴を3つ厳選し、説明していきます。
共依存である親子の特徴3選
共依存である場合、自分の意思よりも相手の意思を優先することが多くなるなどの特徴がありますが、そんな共依存な親子関係とはどのようなものかみていきましょう。
経済的支援を受けている
ある程度の大人になってもお小遣いなどの経済的支援を与えている、受けているのは共依存である親子の特徴であり、交通費や食費、生活費などを受けているのは子供の自立を促すことはなく親も子も互いに依存し合っています。親は子供を「1人で生かしたくない」、子供は「親と離れたくない」と思っている状態です。一見理想的にも見えますが子供が成長するにつれて生きていく上での妨げとなってしまいます。
子供がいつまでも実家を出ない
子供が大人になっても実家に住んでいるというのは共依存な親子の特徴であり、親も子供も「いなければ生活できない」と考えているため、家から出そうともしなければ出ようともしません。親は「この子は1人では生きていけない」、子供は「1人では生活なんてできない」とお互いに依存しています。
お互いが依存している自覚がない
そもそも共依存な親子関係にある場合、お互いが依存し合っていることに気づかず、何の疑問も持つことなく子供が育っていきます。それ故に親も子供もお互いの依存が加速していきがちです。しかし、共依存であることに気づければ抜け出すことができます。
親子関係における共依存のデメリット3選
共依存な親子関係はなぜいけないのか、共依存な親子関係から生まれた子供が将来どのような大人になってしまうのか、以下では共依存のデメリットを3つ厳選してみました。
パートナーを攻撃してしまう
親子関係は子供にとって人間関係を構築する際の基準となるため、共依存な親子関係で育った子供はパートナーを支配しようとし、共依存な関係であることが普通になるのです。
今まで親に支配されてきた子供はパートナーをも支配しようとするため攻撃的な言動をすることが多いでしょう。
自己犠牲をしがちになってしまう
共依存な親子関係で育った子供は親の喜ぶ顔が大きな喜びであり、親の喜ぶ顔が見れるものならば自分を犠牲にすることを惜しみせん。大人になってからの人間関係にも影響を与え、自己犠牲こそが相手に対しての最善の愛情の示し方となるのです。
自己主張ができない
親からの支配が当たり前で育った子供は自分の意見を強く持つことができず、幼少期から自分の言うことは否定されることが当たり前な環境であったため、「どうせ自分の意見は否定される」と思い込んでしまいます。そのため、大人になってからも人の顔を伺いながら生きていくことになります。
親子関係の共依存から抜け出そう
親子関係の共依存に気づくことが大切であり、共依存の大きな特徴は子供を生きづらくさせてしまうことです。いま一度、共依存の親子関係の特徴を知り自身の親子関係を見直してみてください。
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