緘黙ペアトレ第6回目を、12月20日に実施しました。

今回のテーマは「好ましい行動を増やす、スモールステップ地域編」です。

どんな内容だったか少しご紹介しますね。

まずは前回の振り返り　～宿題発表～

場面緘黙の子の不安ってなかなか見えにくい・・・という話をしました。

なので、

不安を数値化（「見える化」👀）して、我が子の不安のレベルを確認しましたね。

そして、実践は家庭から‼ということで、

家庭でできる発話トレーニングを宿題にしていました。

【行動目標の立て方】☆ポイントは４つ

☆２、数えられること

☆３、不安レベルの低い、やり易い行動から

☆４、発話と関係ない、いつもできている行動も入れる

皆さんが、お子さんと一緒に決めた目標は・・・

• 家族のに挨拶をする（おはよう、おかえりなど）
• 家事の手伝い
• 勉強する

でした。

え？「勉強する」って・・親が決めた目標かと思いがちですが・・・

お子さんが、自分で決めたそうです。😊😊

今回、高校生のお子さんもいます。

お母さんが言うより、お父さんの方が子どもが意見を聞きやすいので

このチャレンジに関して、お父さんから説明してもらい納得して取り組むことが出来たそうです。

お父さんの協力、頼もしいですね。😄😄

実践した結果、どうだったかというと・・・

• Aさん　
  父に「おはようと言う」を目標に、本人と決めたが難しかったようだ。しかし、練習することが必要というのは自覚している様子。
  発話と関係ない、いつもしてくれているお手伝いは完璧にこなしてくれた。
• Bさん
  祖母に「おはよう」と挨拶するのは、1週目も2週目も同じ回数出来た。やや恥ずかしそうにしていたが、あいさつの意識付けにはなったと思う。
  自分から、「1日教科勉強する」と目標を立てた。2週目の方が1回増えた
• Cさん
  お父さんに協力してもらい、話をしたら素直に納得してチャレンジを受け入れた。難しい年ごろなので、すんなりとはいかないが、このチャレンジをしたことで、子どもとの会話が増えた。

2週間のチャレンジで、得たものは行動が増えたことだけではないようですね。

【今回のチャレンジの成果と考えられるもの】

家庭の雰囲気が変わってきたことが分かりますね。

どうしてこの子は喋らないの！という「困惑・責める」視点から　

↓↓↓

場面緘黙に対する正しい理解を得て、

一緒に課題に取り組もうという「理解・協同」の姿勢へと親のマインドが変わりましたね。

今日のテーマは、地域で取り組むこと

ここからが、本題

前置きが長かった？

家庭編で、誰かと話す練習に取り組んだ後は、地域で誰かと話す練習です。

でも、いきなり話すのがハードルが高い場合は、非言語（うなずき、指差しなど）でもOKです。

【地域編に取り組む以前の課題】

• そもそも、外に出たがらないタイプの子がいる
• コロナで感染を理由にますます外出しない傾向にある。

今年は、地域編がやりにくい・・・😥😥

でも、ここは敢えてのチャレンジです。感染防止に努めながら取り組みましょう！

そこで、
参加者の環境でできる「地域の取り組み」を考えてもらいました。

【地域編のポイント】
☆行動目標の立て方

• 今回は、1つの行動を何度もチャレンジして、不安のレベルが下がることを目標にする。
• 毎日じゃなくても、週3回程度は行動できること
• 子どもに、このチャレンジの意義を伝えること

それぞれ、地域でできる行動目標を立てました。

次回、どんな報告が聴けるか楽しみです。

では、また～😄🖐

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