熊本の場面かんもく家族支援・メンタルケア

うれしい報告続々と❣

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7月生さんからの嬉しい報告

紅葉の季節になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

コロナ禍も落ち着いてきましたね。そろそろお出かけしたくなります(^^♪

 

さて、メンタルケア心安では、2021年7月からオンライン講座を始めました。

基本コースを10月に終了した6人の受講生さんには、それぞれに変化が起こっています。

子ども達に起こった変化

受講してどんな変化が起こったのかをお尋ねしました。その一部をご紹介します。

A君(中学生男子)

長期不登校で、中学校は玄関までしか行った事が無い子でした。ほとんど外に出ない子が学校へ行き始めました。最新情報では、その後も継続して登校しています。先日は初めてテストも受けたとのこと。

この背景には、お父さんの筆談による地道なお子様との信頼関係作りがありました。講座では毎回宿題が出ます。リラクゼーションの宿題が出た時に、お父さんが一緒にやろうと声を掛けますが、反応なし。何度か声をかけると、ウザがられて体当たりされたこともあるそうです。そんなことがあっても淡々と、むしろ工夫を凝らして筆談をされました。次第にお子さんの気持ちがほぐれて前向きになっていきました。散歩をきっかけに外に出ることが増え、ついには自ら「学校へ行ってみたい」というようになりました。

 

素晴らしいですよね。実は、このケースは難しいのではないかと思っていました。

予想を超える展開に私もびっくりしましたが、お父さんも息子さんが「学校に行く」と言ったときには、急な展開に驚いたそうです。

かつて体当たりしてきた息子さんとも、今ではすっかり信頼関係が構築され仲良し親子です。

本当に嬉しいご報告でした。

Bちゃん(小学5年生)

緊張や不安が強くて学校では特定の子としか喋れなかった子です。少しづつ練習を重ねた結果、教室で話せる場面が増えて行きました。リラクゼーション(呼吸法、イメージ法)を練習して一人で寝れるようになりました。以前は、「緘黙だからできない」と言い訳のように言っていましたが、最近は言わなくなりました。親子ともども前向きになっています。とのご報告をいただいています。

最新情報では、お子さんが「友達とけんかした。学校に行きたくない」と言ったそうですが、お母さんは、それには動じず学校に行くように促したそうです。その結果、担任の先生のサポートもあり、お友だちと仲直り出来たとこのと。Bちゃんは「自分の気持ちが言えた」と喜んでいたそうです。お母さんは、けんかできるほどの友達ができたことを喜んでおられました。

お母さんが動じず、登校を促せたのはさすがです。Bちゃんが自分の気持ちが言えたこと、素晴らしい成長ですね。ちゃんと仲直り出来て良かったですね。

 

今回ご紹介した以外の方にもちゃんと変化が起こっていますよ。いつかご紹介しますね。

 

子どもの変化の前に大事な事

それは、親の気持ちと行動の変化です。

受講前の親さんたちは、きまって緘黙の子どもにネガティブなイメージを持っていました。

 

家では喋るのに外では喋れない。

学校でもしゃべれない。

そんな場面緘黙の我が子に対して、始めのうちはどうしても親の気持ちは否定的でした。

何とかならないのかしら・・

どうしてなの!困った子ね!と思う事もあったでしょう。

若しくは、この子を私が守らなければと、過剰な手助けをしていたかもしれません。親も不安と緊張の中に居ます。

親の不安な気持ちや焦りは子どもに伝わりますよね。

こういう時、親子関係は悪循環に陥っています。

 

心配すればするほど、代替行為(代弁など)をすればするほど、事態は望む方向とは逆の方向へ行ってしまいます。

講座では、親子関係の悪循環を好循環に変化させる方法を学んでいきます

正しい知識を得て、我が家の現状把握をすると、改善すべき点に親が気づきます。子どもの全体像を客観的に観察すれば、今まで見過ごしていた、子どもの良い行動を沢山見つけられます。

すると子どもを視る目が変わりました。声掛けも変わりました。

このようにして、受講後は子どもに対してポジティブなマインドを持つことが出来る様になりました。

まず、親が変わることが、子どもの変化の前に大事な事なのです。

 

受講生さんたちは、見事に自らのマインドと行動を変えて、子どもに変化が起きたと言えるでしょう

【ジブン進化コース】がスタートします。

新たなステージの始まりです。

7月生さんが学んだ【基本コース】は親の学びでした。先ほどご紹介したように、親が変われば緘黙の子が変わりました。しかし、まだまだ子供たちには課題が残っています。そこで、7月生さんは次の【ジブン進化コース】に移行します

ここでは、講師と子ども達がオンラインで直接学びを深めていきます。

 

難しいことはやりません(笑)はじめは、親と一緒です。

まずは、講師である私に慣れてもらう事からですね~

 

緘黙の子にだって、本当はやりたいことやなりたい自分があるんじゃないかなって思います。

不安や緊張が強くて、本来の力が発揮できていない。

ただそれだけ

だと思うのです。

 

新しい講座のなかで、子どもたちが自分でも気づかない魅力を発見できればいいな、と思っています。

どんな変化が起こるのか、私もワクワクしています。

 

では、また。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

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ひとりの場面緘黙の男の子との出会いが、私が場面緘黙の子を支援するきっかけとなりました。彼と信頼関係を築くのは容易ではありませんでしたが、根気よく関わることで変化が生まれてきました。筆談から電話での会話が可能になり、一部の人と話せるようになりました。この記事を読まれた*ご意見・ご感想*などございましたらお気軽に、お願いいたします。

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    この記事を書いた人

    中之園 はるな

    現在精神科クリニックにも在籍し、カウンセリング実績延べ2,000人。育てにくい子を持つママの子育てを応援をしています。特に近年、緊張が強くて家以外では上手くはなせない、場面緘黙(かんもく)症の子が増えています。これまで場面緘黙に悩む親子、延べ1,800人を支援してきました。正しい知識と、適切な支援があれば少しずつでも話せるようになります。

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