もうすぐ新年度、新しい環境になじめるように配慮すべきこと
場面緘黙の子に対して、進級進学前にやっておくべきこ
暖かくなって、桜も咲いてきましたね🌸
季節が変わり、新しい環境が始まる時、誰でもワクワクドキドキしますよね。
緊張が強い、場面緘黙の子にはどんな配慮が必要でしょうか?
今日は、新年度前に場面緘黙の子に配慮すべきことについて書いてみたいと思います。
4月になれば、子ども達は1つ学年が上がりますね(当たり前^_^)
ですが、不安や緊張を人一倍感じやすい緘黙児は、急な環境の変化に弱いと言われています。
色んな場合があると思いますが、緘黙児さんはどんな思いでしょうか?
もしかしたらこんなことを思っているかもしれません。
-
- 今まで頑張ってクラスに慣れようとしてきたのに、
- やっと慣れたと思ったのに・・・
- 仲良しの○○さんがいるから安心だったのに・・・
- このクラスでさえまだ慣れないのに・・・
- あるいは、今度こそ喋ってみせる❗と決心した。
クラス替えがない場合を除いて、
少なくとも、今の環境から未知なる人や場所、活動に
ガラッと環境が変わるかもしれません。
私が緘黙児さんと関わってきた経験から言うと、
本人は、「新しい環境になじめるかどうか不安が高まっている」場合と、
「不安だけれど新しい環境になれば、今度こそ喋れるのではないかと期待している」場合があるようです。
周囲ができることは何か?
私がお母様方にお勧めしているのは、
新しい環境になじめるように周囲に働きかけていくことです。
受け身でいては、誰も配慮してくれません😅。
環境とは、新しい学校やクラスのことです。
年度替わりで、もし管理者の先生の移動がある場合は、
- 新しい校長、教頭、
- 新しいクラス担任
- 養護教諭
- スクールカウンセラー
- スクールソーシャルワーカー
新しい学校の場合も同じです。
今のうちに新しい環境の関係者に配慮してほしいことを伝えましょう。
具体的には、以下のようなことです。
- 子どもの特性を詳しく伝える。
どんな時に、どんな症状が出やすいか
トイレに行けるか
皆と給食が食べられるか、など - 安心安全な場所を用意すること。
例えば、仲良しの子と同じクラスにしてもらう。
その子がほっとできる場所を確保する - 話せない時に、どんな方法でコミュニケーションがとれるかを確認する。
例えば、筆談、意思表示カードなどを使う(必ず本人に確認すること。これらが難しい子もいます) - 学校関係者でキーパーソンになれる人を作る
養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど
これらは、私が関わってきた緘黙児さんの一例です。
他にもできることがあるかもしれません。
それぞれの状況に応じて工夫して頂くことが大切です💖😀。
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